特許申請・特許出願件数の推移

特許申請・出願件数の推移

2012年に日本の特許庁にされた特許出願の件数は342,796件でした。
前年(2011年-342,610件)より186件増えましたが微増にとどまり、前年とほぼ同じ件数です。

特許申請件数と特許登録件数の2000年から2012年までの推移のグラフを下に表しましたが、出願件数は2008年後半からリーマンショックなどが原因で大きく減少し、それから4年間ほど横ばいで推移しています。

特許申請の件数推移2000-2012

過去に最も多くの特許申請の件数があったのは、2001年で439,175件の特許申請がありました。その頃と比べると2012年の申請件数は22%ほど減っています。

特許出願件数が横ばいで推移し、増加傾向にならない理由としては、景気が後退気味で企業が出願,研究開発に費用をあまりかけられないこと、予算の都合などで従来より先行技術調査の精度を高めるなどして出願が厳選されていること、外国出願が重要視されその分国内出願にかけられる予算が減ってしまっていることなどが挙げられています。

日本の特許庁を受理官庁とした国際特許出願(PCT出願)の件数(上記の件数には含まれていません。)は、企業活動のグローバル化などを背景として、日本国内への出願件数が大きく落ち込んだ2009年も含めてずっと増え続けています。
2012年の日本の特許庁を受理官庁とした国際特許出願の件数は42,787件であり、前年と比べて12.67%増えています。

最新の特許出願件数などは、特許出願等統計速報(特許庁)で確認することができます。

世界で日本への特許出願件数は何番目?(2012年)

2012年における世界全体の特許出願件数(130の庁による総件数)は、World Intellectual Property Indicators - 2013 Edition(WIPO)によると、約235万件(前年比9.2%増)でした。

2012年に最も特許出願を受理した件数が多かった国は中国で652,777件、二番目がアメリカで542,815件、三番目が日本で342,796件で、トップ3の順位は2011年と同じでした。

2012年の特許出願受理件数のトップ20の国々は以下の通りです。
2011年の順位と比べると、ロシアとインドの順位が入れ替わり、20位にイスラエルに入れ替わってニュージーランドが入っています。

順位 国名 特許出願件数 前年比
1位 中国 652,777件 24.0%増
2位 アメリカ 542,815件 7.8%増
3位 日本 342,796件 0.1%増
4位 韓国 188,915件 5.6%増
5位 ヨーロッパ特許庁 148,560件 4.0%増
6位 ドイツ 61,340件 3.2%増
7位 ロシア 44,211件 6.8%増
8位 インド 43,955件 3.9%増
9位 カナダ 35,242件 0.4%増
10位 ブラジル 30,116件 5.1%増
11位 オーストラリア 26,358件 3.3%増
12位 イギリス 23,235件 4.4%増
13位 フランス 16,632件 0.7%減
14位 メキシコ 15,314件 9.0%増
15位 香港 12,988件 3.7%減
16位 シンガポール 9,685件 1.1%減
17位 イタリア 9,310件 4.2%減
18位 北朝鮮 8,381件 4.8%増
19位 南アフリカ 7,444件 2.7%増
20位 ニュージーランド 7,099件 14.3%増

2012年に各国の居住者が特許申請した件数では、2011年までは日本の居住者が世界で1番多かったのですが、中国の居住者に抜かれ2番目になってしまいました。
2012年の日本の居住者の特許出願件数は486,070件(前年比2.3%増)、中国の居住者の件数は560,681件(前年比28.5%増)でした。
中国居住者の中国国内への出願が増加しつづけていることが主な理由として挙げられます。

2012年も2011年に続いて日本の居住者の外国への出願件数は約200,000件で世界で最も多く、日本と僅差でアメリカが2番目に多く約191,550件でした。

世界で日本への特許出願件数は何番目?(2011年)

2011年における世界全体の特許出願件数(125の庁による総件数)は、World Intellectual Property Indicators - 2012 Edition(WIPO)によると、約214万件でした。

世界全体の特許出願件数もリーマンショックなどの影響を受け2009年には減少しましたが(前年比3.6%減)、その後2010年(前年比7.5%増),2011年(前年比7.8%増)と増加しています。

2011年に最も特許出願を受理した件数が多かった国は中国で526,412件、二番目がアメリカで503,582件、三番目が日本で342,610件でした。

2011年の特許出願受理件数のトップ20の国々は以下の通りです。

順位 国名 特許出願件数 前年比
1位 中国 526,412件 34.6%増
2位 アメリカ 503,582件 2.7%増
3位 日本 342,610件 0.6%減
4位 韓国 178,924件 5.2%増
5位 ヨーロッパ特許庁 142,793件 5.4%減
6位 ドイツ 59,444件 0.3%増
7位 インド 42,291件 6.4%増
8位 ロシア 41,414件 2.6%減
9位 カナダ 35,111件 1.0%減
10位 ブラジル 28,649件 14.6%増
11位 オーストラリア 25,526件 2.6%増
12位 イギリス 22,259件 1.5%増
13位 フランス 16,754件 1.0%増
14位 メキシコ 14,055件 3.6%減
15位 香港 13,493件 15.3%増
16位 シンガポール 9,794件 0.2%増
17位 イタリア 9,721件 0.0%減
18位 北朝鮮 7,995件 0.8%減
19位 南アフリカ 7,245件 13.5%増
20位 イスラエル 6,886件 5.7%減

特許出願受理件数で、日本は1968年にアメリカを抜いてから1位をずっと維持していましたが、2006年にアメリカに抜き返されて2位、2010年に中国に抜かれて3位に落ちました。

視点を変えて、各国の居住者が特許申請した件数では、2011年も日本の居住者が世界で1番多く472,417件(前年比0.9%増)でした。
しかし、この特許申請の件数についても、中国の居住者の件数が前年比41.3%増で435,608件と激増しています。
この流れでいくと、2012年は中国の居住者の特許申請件数が日本を抜いて1番多くなっていそうです。
2011年の日本の居住者の特許申請件数が中国より多かった理由は、外国への出願件数が日本の居住者は世界で最も多かった(184,837件)のに対して、中国は9番目(19,779件)と少なかったためです。2012年も外国出願についてはそれほど大きく状況は変わらなかったのではないかと思いますが、中国居住者の中国国内への出願が激増しているので、居住者特許出願件数で日本は中国に抜かれた可能性が高いです。

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