特許申請・特許出願件数の推移

特許申請・出願件数の推移

2017年に日本の特許庁にされた特許出願の件数は318,479件でした。
前年(2016年-318,381件)より98件増えましたが微増にとどまり、前年とほぼ同じ件数です。

特許出願件数と特許登録件数の2005年から2017年までの推移のグラフを下に表しました。
出願件数は2008年後半からリーマンショックなどが原因で大きく減少し、2011年まで少しずつ減り続け、2012年に微増(186件増)、2013年に14,360件減り(前年比4.2%減)、2014,2015年も少しずつ減りつづけ、それからはほぼ横ばいで推移しています。

特許申請の件数推移2005-2017

過去に最も多くの特許申請の件数があったのは、2001年で439,175件の特許申請がありました。その頃と比べると2017年の申請件数は27.5%ほど減っています。

特許出願件数が増加傾向にならない理由としては、先行技術調査の精度を高めるなどして出願が厳選されるようになったこと、外国出願が重要視されその分国内出願にかけられる予算が減ってしまっていることなどが挙げられています。

日本の特許庁を受理官庁としたPCT国際出願の件数(上記の件数には含まれていません。)は、企業活動のグローバル化などを背景として、日本国内への出願件数が大きく落ち込んだ2009年も増えており、2014年に一時減ったことはありましたが、基本的には増え続けています。
2017年の日本の特許庁を受理官庁としたPCT国際出願の件数は47,425件であり、前年と比べて6.6%増えています。

最新の特許出願件数などは、特許出願等統計速報(特許庁)で確認することができます。

世界で日本への特許出願件数は何番目?(2016年)

2016年における世界全体の特許出願件数(154の庁による総件数)は、World Intellectual Property Indicators(WIPI) - 2017(WIPO)によると、約3,127,900件(前年比8.3%増)でした。2010年から7年連続で増加しています。

ただし、前年から増加した世界全体の出願件数が240,600件であるのに対し、前年から増加した中国の出願受理件数が236,639件であり98.4%を占めています。
世界全体から中国の出願受理件数を除いた出願件数の増加率は前年と比べて0.2%増にすぎません。

2016年に最も特許出願を受理した件数が多かった国は中国で1,338,503件、2位がアメリカで605,571件、3位が日本で318,381件、4位が韓国で208,830件、5位がヨーロッパ特許庁で159,358件です。
全体の出願件数に対して中国の出願受理件数が占める割合は42.8%、アメリカが19.4%、日本が10.2%、韓国が6.7%、ヨーロッパ特許庁が5.1%で、これらのトップ5で全体の84.1%を占めています。
トップ5のうち出願受理件数が増えたのは中国(21.5%増)とアメリカ(2.7%増)のみで、他の日本(0.1%減)、韓国(2.3%減)、ヨーロッパ特許庁(0.4%減)は出願受理件数が減っています。

2011年にアメリカに変わって中国が特許出願受理件数1位になってから、2016年まで1位から6位のドイツまでの順位は変わっていません。

2016年における特許出願受理件数のトップ20の国々は以下の通りです。
前年の順位と比べると、ブラジルとオーストラリアの順位が入れ替わり、前年20位のタイに入れ替わって19位に南アフリカが入っています。

順位 国名 特許出願件数 前年比
1位 中国 1,338,503件 21.5%増
2位 アメリカ 605,571件 2.7%増
3位 日本 318,381件 0.1%減
4位 韓国 208,830件 2.3%減
5位 ヨーロッパ特許庁 159,358件 0.4%減
6位 ドイツ 67,899件 1.5%増
7位 インド 45,057件 1.3%減
8位 ロシア 41,587件 8.6%減
9位 カナダ 34,745件 6.0%減
10位 オーストラリア 28,394件 0.7%減
11位 ブラジル 28,010件 7.3%減
12位 イギリス 22,059件 3.3%減
13位 メキシコ 17,413件 3.6%減
14位 フランス 16,218件 0.5%減
15位 イラン 15,632件 9.5%増
16位 香港 14,092件 15.4%増
17位 シンガポール 10,980件 1.5%増
18位 イタリア 9,821件 1.4%増
19位 南アフリカ 9,711件 29.5%増
20位 インドネシア 8,538件 6.7%減

2016年に「各国の居住者」が特許申請した件数のトップ5の国々は以下の通りです。(参考資料:Statistical Country Profiles(WIPO))

順位 居住国名 特許出願件数 前年比
1位 中国 1,257,439件 24.4%増
2位 アメリカ 521,802件 1.7%減
3位 日本 456,467件 0.3%減
4位 韓国 233,786件 1.8%減
5位 ドイツ 177,073件 0.9%増

2011年まで1位だった日本は、2012年に中国に抜かれ2位になり、2013年にはアメリカに抜かれ3位になりました。それから2016年まで1位から3位までの順位はそのままです。

2016年に「各国の居住者」が「外国へ」特許申請した件数のトップ5の国々は以下の通りです。(参考資料:Statistical Country Profiles(WIPO))

順位 居住国名 特許出願件数 前年比
1位 アメリカ 226,475件 6.5%減
2位 日本 196,223件 1.5%減
3位 ドイツ 103,499件 0.3%増
4位 韓国 70,362件 0.8%減
5位 中国 52,458件 23.8%増

2016年に中国の居住者が特許申請した件数は他の国々の居住者と比べて断トツに多いですが、外国へ特許申請した件数に限定するとガクンと件数が減ります。

中国の居住者が特許申請した件数のうち95.8%が中国国内に申請した件数です。

ただ、中国の居住者が外国へ特許申請する件数は、前年比23.8%増であることからもわかるように明らかに増えていっています。

世界で日本への特許出願件数は何番目?(2012年)

2012年における世界全体の特許出願件数(130の庁による総件数)は、World Intellectual Property Indicators - 2013 Edition(WIPO)によると、約235万件(前年比9.2%増)でした。

2012年に最も特許出願を受理した件数が多かった国は中国で652,777件、二番目がアメリカで542,815件、三番目が日本で342,796件で、トップ3の順位は2011年と同じでした。

2012年の特許出願受理件数のトップ20の国々は以下の通りです。
2011年の順位と比べると、ロシアとインドの順位が入れ替わり、20位にイスラエルに入れ替わってニュージーランドが入っています。

順位 国名 特許出願件数 前年比
1位 中国 652,777件 24.0%増
2位 アメリカ 542,815件 7.8%増
3位 日本 342,796件 0.1%増
4位 韓国 188,915件 5.6%増
5位 ヨーロッパ特許庁 148,560件 4.0%増
6位 ドイツ 61,340件 3.2%増
7位 ロシア 44,211件 6.8%増
8位 インド 43,955件 3.9%増
9位 カナダ 35,242件 0.4%増
10位 ブラジル 30,116件 5.1%増
11位 オーストラリア 26,358件 3.3%増
12位 イギリス 23,235件 4.4%増
13位 フランス 16,632件 0.7%減
14位 メキシコ 15,314件 9.0%増
15位 香港 12,988件 3.7%減
16位 シンガポール 9,685件 1.1%減
17位 イタリア 9,310件 4.2%減
18位 北朝鮮 8,381件 4.8%増
19位 南アフリカ 7,444件 2.7%増
20位 ニュージーランド 7,099件 14.3%増

2012年に各国の居住者が特許申請した件数では、2011年までは日本の居住者が世界で1番多かったのですが、中国の居住者に抜かれ2番目になってしまいました。
2012年の日本の居住者の特許出願件数は486,070件(前年比2.3%増)、中国の居住者の件数は560,681件(前年比28.5%増)でした。
中国居住者の中国国内への出願が増加しつづけていることが主な理由として挙げられます。

世界で日本への特許出願件数は何番目?(2011年)

2011年における世界全体の特許出願件数(125の庁による総件数)は、World Intellectual Property Indicators - 2012 Edition(WIPO)によると、約214万件でした。

世界全体の特許出願件数もリーマンショックなどの影響を受け2009年には減少しましたが(前年比3.6%減)、その後2010年(前年比7.5%増),2011年(前年比7.8%増)と増加しています。

2011年に最も特許出願を受理した件数が多かった国は中国で526,412件、二番目がアメリカで503,582件、三番目が日本で342,610件でした。

2011年の特許出願受理件数のトップ20の国々は以下の通りです。

順位 国名 特許出願件数 前年比
1位 中国 526,412件 34.6%増
2位 アメリカ 503,582件 2.7%増
3位 日本 342,610件 0.6%減
4位 韓国 178,924件 5.2%増
5位 ヨーロッパ特許庁 142,793件 5.4%減
6位 ドイツ 59,444件 0.3%増
7位 インド 42,291件 6.4%増
8位 ロシア 41,414件 2.6%減
9位 カナダ 35,111件 1.0%減
10位 ブラジル 28,649件 14.6%増
11位 オーストラリア 25,526件 2.6%増
12位 イギリス 22,259件 1.5%増
13位 フランス 16,754件 1.0%増
14位 メキシコ 14,055件 3.6%減
15位 香港 13,493件 15.3%増
16位 シンガポール 9,794件 0.2%増
17位 イタリア 9,721件 0.0%減
18位 北朝鮮 7,995件 0.8%減
19位 南アフリカ 7,245件 13.5%増
20位 イスラエル 6,886件 5.7%減

特許出願受理件数で、日本は1968年にアメリカを抜いてから1位をずっと維持していましたが、2006年にアメリカに抜き返されて2位、2010年に中国に抜かれて3位に落ちました。

視点を変えて、各国の居住者が特許申請した件数では、2011年も日本の居住者が世界で1番多く472,417件(前年比0.9%増)でした。
しかし、この特許申請の件数についても、中国の居住者の件数が前年比41.3%増で435,608件と激増しています。
この流れでいくと、2012年は中国の居住者の特許申請件数が日本を抜いて1番多くなっていそうです。
2011年の日本の居住者の特許申請件数が中国より多かった理由は、外国への出願件数が日本の居住者は多かった(184,837件)のに対して、中国は9番目(19,779件)と少なかったためです。2012年も外国出願についてはそれほど大きく状況は変わらなかったのではないかと思いますが、中国居住者の中国国内への出願が激増しているので、居住者特許出願件数で日本は中国に抜かれた可能性が高いです。

関連ページ

松田国際特許事務所にお問い合わせをいただいてから特許庁に特許申請手続を行うまでの流れについては

模倣品や類似品の排除が可能など特許権を取得したことによる効果について説明しています。

法改正、審査基準の改訂などによって特許申請の取扱いが変更された点などについて説明しています。

外国に出願する際に主張するパリ条約優先権とはなにかについて説明しています。

松田国際特許事務所にご依頼される場合の特許申請の基本的な費用・料金について説明しています。

特許出願をするにはどのような方法,仕方があるのか説明しています。

特許出願書類を作成する際のポイント、各書類の役割などについて説明しています。